先月、映画『関ヶ原』を小6の長女と観に行きました。
岡田准一主演ということで、「ん?岡田准一といえば黒田官兵衛?」と2014年大河ドラマの『軍師官兵衛』のイメージが抜けきれないままだったのですが。
映画『関ヶ原』の個人的な感想
合戦のシーンは迫力満点
やはり、映画は制作費をかけているというだけあって、合戦のシーンが迫力があっていい感じです。
ここ最近の大河ドラマは、合戦のシーンが物足りなく、残念に思うことが多かったのですが、映画ともなるとやっぱり迫力がありますね。
首が飛ぶシーンなどもあり、うちの小6の娘はドン引きしていました(^-^;
本物だったら私もドン引きですが、当然そんなはずはないので、よくできているなぁと感心です。
子どもの頃、大河ドラマでの合戦や一騎打ちの戦いがかっこよくて、憧れでした。
お土産屋さんで売っている木刀を買ってほしいと親にねだって、買ってもらったりしたなぁというのを思い出します。
島左近役の平岳大&徳川家康の役所広司の好演が光る!
「治部少(三成)に過ぎたるものが二つあり 島の左近と佐和山の城」といわれる石田三成に仕えていた島左近を演じたのは、平岳大さん。
原田眞人監督、『関ヶ原』の平岳大を絶賛「役柄に重みと品格を持たせてくれる」
と報道された通りの名演技でした。
役所広司さんの名演技というのは、もはや語る必要はないでしょう。
ともに、特殊メイクがはまっており、島左近の豪傑さや太った徳川家康というのが上手く表現されていました。
特殊メイクといえば、大谷吉継のメイクもすごかったです。
小6の長女が引くくらい、気味の悪いメイクでした(^-^;
岡田准一主演
ジャニーズとは思えない実力派俳優の岡田准一さんですが、個人的には石田三成の役にハマっていなかったのでは、と思ってしまいます。
太閤秀吉への「義」を重んじるというところはよいのですが、『有能だけど人望がない』というところが岡田准一さんのイメージとあわなかったなぁと。
岡田准一さんは、もっと華やかな方なので。
個人的には、大河ドラマ『真田丸』の山本耕史さんのほうが、石田三成にしっくりきていました。
原作が名作だけに映画は難しい
ベストセラーとなった名作が映画化されるたびに思うのですが、名作の小説の映画化は難しいなぁと。
活字で読んで自分の中で作られた世界観と映画とでは、どうしてもギャップが生じてしまいます。
原作では、太閤秀吉が亡くなってから、関ヶ原の戦いが起こるまでの過程を丁寧に積み上げたものとなっています。
しかし、映画ではそれを2~3時間程度でおさめなくてはいけません。
原作ほどたくさんのエピソードを映画に入れるわけにはいきませんし、無理に入れたら「大河ドラマの総集編」になってしまいます。
3時間という短い時間ですから、ぎゅっと濃縮した作品になります。
かなり密度の濃い映画となっていますので、ある程度予習してから映画を見たほうが楽しめるのではないかと思いました。
関ヶ原の戦いに登場する武将をある程度知っていれば楽しめますが、あまり知らない方にはストーリーが理解しづらいかもしれません。
小説『関ヶ原』(作:司馬遼太郎)を読んで
予習のために原作の『関ヶ原』を読んでみた
映画『関ヶ原』のレビューを見ると、ストーリーが目まぐるしく展開していくので、ある程度予習してからみたほうがよいという意見が多かったため、原作の『関ヶ原』(作:司馬遼太郎)を予め読んでみました。
やはり小説を読むのは時間がかかる
普段はビジネス書を読むことが多いのですが、小説もたまに読みます。
小説を読むたびに思うのが、ビジネス書よりも読むのに時間がかかるなぁということです。
小説だと、ついつい作品に引き込まれて、文章を読むのを味わってしまうので、どうしても読むスピードが遅くなってしまいます。
特に、この『関ヶ原』は1966年に発表された作品ですから、普段は使わないなぁという感じが多く用いられており、他の小説と比べて読むのに時間がかかってしまいました。
司馬遼太郎作品を今まで読まなかったことに後悔
小学生のころから大河ドラマを見ていたり、中高生の頃はゲーム「信長の野望」にハマり、多くの戦国武将の名前を覚えた私ですが、今まで司馬遼太郎を読んだことはありませんでした。
戦前生まれの方の作品は読みづらいという偏見があって避けてきたのですが、今回、司馬遼太郎作品を読んで、多くの戦国武将のエピソードが掲載されており、とても興味がそそられました。
もっと早く読めばよかった~と思った作品でした。
ただ、やはり読むのに時間がかかりそうな作品ばかりなので、今回のように映画化されるとか、ドラマ化されるとかが読むのにちょうどいいタイミングなのでしょう。
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【編集後記】
最近、外国法人の日本支店の税務上の取扱いについてのご相談が増えています。
私のブログ記事の中では外国法人日本支店の記事は、アクセス数では上位10位以内に入ることはないマニアックな内容のものですが、問い合わせに繋がる率は抜群です。
希少性というところがよかったのでしょう。
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