普段、何となく使っている「お」と「ご」。当たり前のように使ってはいますが、小6の娘の教材(どらゼミ)5月号を見たところ、その使い方と意味合いが載っていました。何気なく使っている自分への自戒の意味も込めて、約30年前に勉強した「お」と「ご」の使い方を復習してみました。
「お」と「ご」の使い分け
「お電話」、「お礼」、「お返事」、「お話」とか、「ご縁」、「ご説明」、「ご注文」といったような「お」と「ご」の使い分け、私は経験則で使っていたのですが、使い分けの法則があるようです。
和語の場合は「お」、漢語の場合は「ご」を使うとのことです。
ただし、「ごゆっくり」とか「お食事」といったように、例外もあります。
「お」や「ご」の意味合い
丁寧な言い回しをするときに「お」や「ご」を使えばいいや、という感覚になりがちですが、この「お」や「ご」の使い方は、下記の3つになるとのことです。
- 尊敬語
- 謙譲語
- 美化語
尊敬語
尊敬語の用例としては、以下の通りです。
「先生からお笑いになる」
「お客様がお帰りになる」
「大統領がご出発される」
要は、その行動の主体が敬う対象である場合に用いる「お」や「ご」は、尊敬語としての役割を果たしています。
謙譲語
謙譲語の用例としては、以下の通りです。
「またのご来店をお待ちしております」
「お客様へお茶をお出しする」
「王様をお迎えする」
行動主体が自分の場合に使う「お」や「ご」は、自分のことを謙遜してへりくだる謙譲語としての役割を果たします。
美化語
美化語の用例としては、以下の通りです。
「お茶」
「お正月」
「お天気」
「ご飯」
敬語ではありませんが、「お」や「ご」を使うことによって、上品さを表しています。
娘と一緒にテキストを見ていて、美化語だから「お」や「ご」がなくても通用する言葉だけど、上品に表現するために「お」や「ご」を付けるんだよと説明したところ、娘からこんな質問が…。
「じゃあ、ご飯は?『ご』をとって、『はん』っていうの?」
「…。『はん』とは言わないねぇ」と私。
「ご」をとった時は、「めし」って言うんだよ、と自信をもっていうことが出来ませんでした。他は単に「お」をとるだけだから、何となく自信が持てず…。でも、「めし」でいいですよね?
子供の国語の教材には「お」や「ご」に限らず、敬語の使い方が載っています。子供に勉強を教えつつも、自分が仕事で使っている敬語が変ではないか、こっそりチェックっていうのもありですよね?
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【編集後記】
3月決算に忙殺中です…。数自体は多くはないのですが、独立1年目なのですべてが新規案件。新規案件は継続案件よりも時間がかかるので、仕方がないところです。
【昨日の一日一新】
神田駅周辺の「すし定」で税理士法人時代の同僚とランチ
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