ひとりで税理士事務所を運営していると、休みをどのようにしてとるかというのが一つの課題になります。休んだ時に、スタッフがいないので、休み=税理士事務所休業となってしまいます。とはいえ、子育て世代としては、夏休み中に、夏休みならではの体験を子供にさせてあげたいものです。
子育て世代のひとり税理士の夏休みの取り方
会社員ではありませんから、有給休暇はありません。休んだら休んだだけ、無報酬の休みとなってしまいます。とはいえ、夏には、自分のため、家族のため、夏休みをとりたいものです。
では、いつ休むのが良いのでしょうか。
- お盆休み
- お盆休み以外の7月、8月
お盆休みに夏休み
一番無難なのがお盆休みでしょう。帰省する方も多く、仕事が発生する可能性も低いです。アポさえ入れなければ、ゆっくり休める可能性が高いので、安心して休めます。
しかし、下記のような難点も…。
- 旅行の予約が取りづらい
- ハイシーズンのため旅費が高い
- 新幹線が混雑・道路が渋滞
お盆休み以外の7月・8月
お盆休みの難点である、旅行の予約が取りづらい、旅費が高い、新幹線や道路の混雑といったところは、お盆休みを避けることで緩和されます。
ただ、お盆休みではありませんから、
- お客様から連絡がくる可能性が高い
- 子供の部活・習い事など(場合によっては学校行事も)がある
といったことが問題となってきます。
また、お盆休みに帰省して親戚が集まることとしている場合には、お盆休み以外に休みを取るというのが難しいということもあるでしょう。
税理士事務所を休業日にしないで夏休みを取る方法
店舗ビジネスではないので休業日にしなくてもよい
税理士の場合、店舗ビジネスではありませんから、休業日にしなくても休みにすることは可能です。突然、事務所に仕事を依頼しに来る方はいません。そもそも、仕事中も事務所にずっといるということは稀でしょうし。
休みをとっても仕事をする
休みをとっても仕事をすることは可能です。会社員であれば、せっかくの有休休暇ですから、休み中の仕事はやりたくないでしょうし、労働者の権利としての有休休暇ですから、仕事をすべきではありません。会社側としても、有給休暇取得中の方へ仕事を依頼すべきではありません。
しかし、個人事業主である税理士の場合、有給休暇はありませんから、たとえ休みだったとしても、それは無給の休みなので、完全休養に拘らずにすき間時間で仕事をするというのもありです。
休みでも仕事ができるようにするためにするたった2つのこと
休んでも仕事をするためには、下記の2つは必須です。
- メールをスマホで見れるようにする
- メインのパソコンは軽量かつ高機能のノートパソコンにする
仕事のメールは「事務所でパソコンを開かないと見れません」というのでは、仕事になりません。ライトな内容であれば、スマホでそのまま返信することも可能です。
それなりのボリュームの仕事量となってしまった場合には、スマホだけですと仕事がしづらいので、パソコンでの作業が必要になります。
私が愛用しているのは、DellのXPS 13のノートパソコンです。
A4用紙よりやや大きい程度(縦横ともにA4用紙+1㎝以内)、重さ約1000gですので、持ち運びもそれほど苦にはなりません。
ただ、夏場に車に置きっぱなしにすると故障の原因になりますので、温度管理に関しては気を付ける必要があるでしょう。
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【編集後記】
お盆の週が終わり、来週からは仕事モードという方も多いのではないでしょうか。私自身も今週は予定を入れないようにしていた影響で、来週は予定が詰まっています(^-^;
【子育て日記】
1歳半になる長男が、家のドアを開けられるようになりました。その影響で、自宅での仕事が困難に…。仕事部屋にこもっていると、長男が遊びに来ます。そんな長男が可愛く、嬉しくもあるのですが、自宅で仕事をする時間を減らしてなるべく事務所で仕事をしないといけないですね…。定時内は事務所、残業は自宅という習慣を改めないといけないかもしれません…。
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