Hide your money! って税務調査で通用するのか?

税金
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税金を払いたくない、安くしたいという気持ちで利益を誤魔化し、お金を隠すって通用するのでしょうか。基本、通用しないと考えたほうがよいでしょう。そして、見つかった時には、大きなペナルティまでついてきますから、隠さずにきっちりと申告しましょう。

痕跡を残さないことは難しい

お金を税務署にばれずに隠すのは、難しいです。税務調査官は、お金の流れをしっかりとみています。

相続時に預金を引き出しても相続税の対象

銀行などへの預金は相続税の対象となるため、被相続人が亡くなる直前に銀行から多額の預金を引き出すという方が結構います。預金残高が残っていないから、相続税はかからずにめでたしめでたし!とはなりません。

死亡の日から遡って3年以内の贈与は相続税の対象となります。当然、亡くなる直前に預金から引き出した現金は、相続税の対象です。

「税務調査があっても、預金通帳を捨ててしまえばばれないかも?」

なんて考えてはいけません。税務調査官は、銀行から被相続人の預金の履歴情報を取得することができますので、簡単にばれてしまいます。

貸し金庫に現金隠していればばれない?

いえいえ、これもばれます。被相続人が貸金庫を契約していたという情報を税務調査官は掴んでいます

税務調査で貸金庫を開けてびっくり!見たことのない札束に、金の延べ棒がいくつも…なんていうことがあります。

現金売上はレジを通さないでポケットに入れちゃえばわからない?

飲食店などの場合、客単価×客数で一日の売り上げを見積もることができます。
在庫と売上のバランスからも、在庫の消費量の割には売上が少ない、なんてことも推測できます。

税務調査に入る前に、実は税務調査官が一般客に紛れ込んでいたなんていうこともあるようですから、侮ってはいけません。

また、現金の誤魔化すと、現金の管理が甘くなってしまうものです。そうすると、従業員がレジからお金を盗むということにもつながりかねません。

税務調査だけでなく、お店の内部管理という面から見ても、現金の管理はしっかりと細かく行うべきです。

白紙の領収書をもらう、架空の領収書で経費に落とす

白紙の領収書をもらって、自分で金額を書いたり、架空の領収書で経費に落としたりっていうのも、バレる可能性が高いです。

税務調査官は、反面調査といって、その領収書の相手先にその支払があったかどうかを確認する調査を行うことがあります。自分で金額を書いたり、架空の領収書を作成した場合、相手先にはそれを売上には入れていないのが通常ですから、その偽装工作は簡単に見破られてしまいます。

まとめ

お金を隠して税金を誤魔化してもバレてしまいます。バレた時には、仮装隠蔽ということで、本税のほかに本税の40%相当額の重加算税と延滞税が課されてしまいます。

これを過去5年分まとめて調査でやられた!ということになると、もう税金払うだけで大変になってしまいます。

お金を隠しても、税務調査で見つかってしまえば、それ以上の重い税金の負担をすることになってしまいます。隠し事はせずに、きちんと正しい確定申告をしましょう。

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【編集後記】

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本日は、hideの命日です。hideが亡くなった当時、私は20歳の大学生でした。その後発売されたアルバムをタワーレコード渋谷店で購入した時に、ワイドショーに取材されてしまうというハプニングもありました。

ちまみに、hideが最初にリリースしたアルバムが「hide your face」というタイトルですので、それにちなんだブログのタイトルにしてみました。

【昨日の一日一新】

申告期限当日の電子申告(いつもはゆとりをもってやっていますが、今回は申告期限直前のご依頼だったため)

弥生給与の導入

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※この記事は、投稿日現在の状況、法令に基づいて書いています。

また、ブログの内容等に関する質問は、受け付けておりませんのでご了承ください。

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