2017年12月、モバイルSuicaの仕組み変更に伴い、会計freeeでモバイルSuicaの同期ができないということがありました。
その期間中は、株式会社freeeの開発チームで仕様変更に対応することになるので、同期できないという点はやむを得ないでしょう。
ただし、その場合に注意しなければならないことがあります。
会計freeeでモバイルSuicaを同期する場合の注意点
外出が多い個人事業主やフリーランス、社長の方は、毎月の交通費の精算が面倒くさくて大変です。
そんなときに便利なのが、会計freeeのモバイルSuicaとの同期。
会計freeeとモバイルSuicaを連携することで、モバイルSuicaで使用した電車やバスの交通費が自動で会計データに取り込まれます。
同期するときのコツは、下記リンクをご参照ください。
ただ、この便利な会計freeeでのモバイルSuicaの同期には、下記の注意点があります。
- 手動でしか同期できない
- 100件までしか明細を取得できない
手動でしか同期できない
モバイルSuicaのデータを会計freeeに同期させるとき、画面認証が必要であり、画面に表示された英数字を入力フォームに入力して保存をする必要があります。
ですから、同期設定を「自動」にしても自動での同期は行われず、手動で同期をする必要があります。
100件までしか明細を取得できない
モバイルSuicaでは、明細を直近100件までしか表示することができません。
したがって、会計freeeで同期ができるのも直近の100件までに限られます。
先に述べたように、会計freeeではモバイルSuicaの同期は手動でやるしかありませんから、会計freeeに同期していない明細が100件を超える前に会計freeeで同期をする必要があります。
会計freeeでモバイルSuicaの同期エラーが出た場合の注意点
㈱freee側の対応
会計freeeでモバイルSuicaの同期エラーが出た場合、数日間、同期することはできません。
そして、会計freeeの仕様変更が終わると同期が再開できるようになります。
しかし、再開できるようになっても会計freeeでは同期が再開できるようになったことについてメールでお知らせがくるなどのアナウンスは一切ありません。
サポートに連絡したところ、
「そのような情報をアナウンスする作りにはなっていない」
との回答を得ました。
そして、対応策として「自動化」の設定の仕方を伝えられました。
いやいや、自動化の設定はやってるよ。
それでも画像認証があるから結局は手動なんだ!!
と声を大にして言いたかったのですが、チャットだったので心の中で叫び、
「いつも通りのフォントの大きさで自動化はしてますよ、でも自動にならないのですよ」
とサポートの方に教えてあげました。
私が思うに、同期ができなくなったことやメンテナンスが終わったことというのは、仕事を進めていくうえで大事なことですので、当然にアナウンスすべきことでしょう。
通るかどうかは不明ですが、サポートの方には要望として伝えておきました。
自衛策
とまあ、結局は自分で何とかしないといけないわけです。
会計freeeがアナウンスしないのは問題だとは思いますが、そもそもモバイルSuicaの仕様が画像認証が必要だったり、直近100明細しか見れなかったりするっていうのもイマイチなわけで。
だからといって、交通費精算書作ることと比べると、やっぱりモバイルSuicaを会計freeeに同期させるのは捨てがたいので、自衛策が必要なわけです。
出来ることと言えば、下記の通り。
- 同期できない期間中のモバイルSuicaの利用履歴を印刷する
- 毎日、会計freeeにログインしてメンテナンスが終わってるか確認する
- 同期できない期間は万が一に備えて交通費明細を作成する
大したことはできず、この期間はどうしても手間がかかってはしまいますが、いつもモバイルSuicaの同期で楽している分、このときはぐっと堪えて手間暇かけて経理するしかないですね。
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【編集後記】
今日は10月決算の確定申告書(1月延長)を完成させ、午後は日米租税条約関連の個別コンサルティングでした。
自宅付近は路面に雪がたくさん残っていたのですが、神田駅周辺はほとんど雪がなく、北区と千代田区の較差を感じました(笑)
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