税務署の閉庁時間は午後5時。これを過ぎてしまうと税務署の窓口で申告書を出すことはできません。ということは、午後5時を過ぎてしまったら、確定申告は間に合わなくなってしまうのでしょうか。いえいえ、税務署の閉庁時間後でも、期限内申告は可能です。
確定申告書の提出期限の日に期限内申告する方法
確定申告書の提出期限の日に期限内申告をする方法は、主に次の3つになります。
- 税務署の窓口で午後5時までに確定申告書を提出する
- 郵便局のゆうゆう窓口で23時59分までに確定申告書を郵送する
- 税務署の時間外収受箱に確定申告書を投函する
つまり、税務署の窓口が閉まった午後5時以降であっても、まだ期限内申告は可能なのです。
※ 上記のほかに、23時59分までにe-Taxにて電子申告をするという手段もありますが、電子申告をするには、マイナンバーカードなどの電子証明書とそれを読み込むためのカードリーダライタが必要です。
確定申告書を郵送するときの注意点
郵送による場合、通信日付印の日付が確定申告書を提出した日になります。つまり、確定申告期限当日の23時59分までに郵便局に確定申告書を持ち込んで郵送すれば、期限内申告になるのです。
郵便局の窓口が閉まる時間は、その郵便局の規模に応じて、午後4時から午後7時くらいですが、規模の大きい郵便局にあるゆうゆう窓口では時間外営業をしていますので、23時59分に郵送することが可能です。
郵送するときに注意したいのは、次の点です。
- 返信用封筒に切手を貼って確定申告書と一緒に送る
期限内申告できたかどうかの確認のため、確定申告書の控えが返送されるように、返信用封筒に切手を貼って、確定申告書と同封して税務署へ送りましょう。 - 簡易書留かレターパックで送る
「郵送又は信書便」の送付の場合、発送日=申告書の提出日になります。普通郵便でも大丈夫なのですが、大事な確定申告書の提出ですから、簡易書留かレターパックで提出するようにしましょう。
なお、発送日=申告書の提出日となるのは、あくまでも「郵送又は信書便」の送付の場合です。「宅急便」などで送った場合には、到着日=申告書の提出日となってしまい、期限後申告になってしまいますので、ご注意ください。
23時59分を過ぎても期限内申告できる時間外収受箱への投函
税務署に設置されている時間外収受箱へ確定申告を投函した場合、翌日に税務署の職員が回収するまでの間に投函された確定申告書は期限内申告になります。つまり、確定申告書提出期限当日の23時59分にゆうゆう窓口に行くのも間に合わない!という場合には、夜鍋して確定申告書を作成して翌朝5時、6時に税務署の時間外収受箱へ確定申告書を投函すれば、期限内申告が可能です。
所得税の還付申告の場合は期限後申告でもOK
確定申告の義務はないけど、所得税の還付を受けるために確定申告をするという場合には、期限後に申告を行っても特段支障はありませんので、慌てなくてもOKです。
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【編集後記】
昨日の夜、『マツコ&有吉の怒り新党』を見ながらブログを書いていたのですが、そのときの有吉のコメントがYahoo!ニュースで話題になっていました。最近のニュースは、テレビ番組を見てそれを記事にしただけのものが目につきます。「楽しすぎじゃない?自分でちゃんと取材しようよ」と思ってしまうのは、私だけでしょうか…。
【昨日の一日一新】
豆腐と鶏肉のひき肉で作ったハンバーグ
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