本日の毎日新聞の記事によると、1月27日~2月1日午前に起きた地方税のポータルシステム「eLTAX」でのシステム障害の影響により、電子申告による給与支払報告書が不受理となっているケースがあることが判明したとのことです。会社側ではちゃんと送信しているつもりが、実は送信されていないということも考えられます。その期間に電子申告で給与支払報告書を送信した方は、受理されているかどうか確認してみましょう。
【e-Tax】電子申告の送信ができているかをメッセージボックスで確認する
税理士などに代理送信してもらった場合でも電子申告を行ったかの確認ができる
電子申告をするには、マイナンバーカードなどの電子証明書やそれを読み込むカードリーダライタが必要です。そのため、年1回の所得税の確定申告だけのために持っているという方は、あまりいないのが現状です。ただ、国税当局は電子申告の推進を行っており、電子証明書やカードリーダライタを持っていない方でも、税理士会が行う無料相談会、青色申告会などで代理送信により電子申告を行っています。
ところで、この電子申告、ちゃんと行われているか確認できるのでしょうか。
実は、電子証明書やカードリーダライタをお持ちでない方でも、電子申告による手続きがちゃんと行われているか確認できる方法があります。確認するために必要な情報は、下記の2点です。
- 利用者識別番号
- 暗証番号
電子申告を始めるとき、暗証番号を設定して、利用者識別番号の通知を受けたはずです。この2つの情報で自分の電子申告がちゃんと行われているかどうか、確認することが出来ます。
メッセージボックスを確認する
まずは、国税庁のe-Taxのページへアクセスします。そして、中央にある「メッセージボックスの確認(受付システムへのログイン)」をクリックします。
すると、受付システムへのログインの画面になりますので、利用者識別番号と暗証番号を入力してログインします。
ログインすると、メインメニュー画面になります。「メッセージボックス一覧」の「確認画面」をクリックしましょう。
メッセージボックス一覧を見ますと、これまで電子申告でどのような手続きを行ったのかが確認できます。
※ 一部補正しています。
こちらに表示されていれば、電子申告での手続きは無事に行うことができていたということになります。
書面で提出すると、税務署で収受印を押してもらえるので安心感がありますが、電子申告に慣れない頃は何となくちゃんと送信できたか不安になるものです。不安に感じたら、このメッセージボックスをみてみましょう。収受印ほどではありませんが、少しは安心できるでしょう。
【eLTAX】でもメッセージボックスの確認ができます
地方税の電子申告eLTAXでも、同様にメッセージボックスで確認ができます。
eLTAX(エルタックス)という地方税ポータルシステムのサイトへアクセスします。そして、PCdeskというソフトを利用して、メッセージボックスへアクセスします。
PCdeskは次の3つの利用形態があります。
- WEB版(WEBブラウザで利用)
- DL版(PCへソフトをダウンロードして利用)
- SP版(スマホで利用)
メッセージボックスを確認するのであれば、WEB版やSP版で十分です。利用者IDとパスワードさえわかれば、PCdeskへアクセスできますので、電子申告を行ったかどうかの確認が出来ます。
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【編集後記】
昨日の午後、東京税理士会神田支部の無料税務相談を担当しました。3時間待機していたのですが、訪れた方は1名のみ。残念ながら、あまり利用者はいないようです。王子支部にいた頃の確定申告無料相談の人出を考えると、告知をうまく行えば需要はなくはないと思うのですが…。
【昨日の一日一新】
東京税理士会神田支部での無料税務相談
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