会社を設立して2か月。会社宛に「創業手帳」なる冊子が届きました。この冊子のインパクトに誘われ、創業手帳のセミナーに足を運んでみました。
会社を設立するとDMがたくさん送られてくる
会社を設立すると、DMがたくさん来ます。私の手元には会計事務所からのDMがたくさん届きました。
- 会社設立時の手続き済ませましたか?
- 青色申告の承認申請書は期限がありますよ!
- 私たちが記帳代行しますので、本業に集中してくださいね~
- 節税、資金繰り、経営など専門家としてアドバイスしますよ!
- 親身に相談になります!
といった内容のものでした。
新設法人のリストに代表者が税理士だなんて当然書いていませんから、私の設立した会社にも税理士の売り込みのDMがたくさん届きます。
そういった手元に届くDMの中で異色だったのが、「創業手帳」でした。手元に届くDMは通常、自社製品の広告なのですが、「創業手帳」は特に自社製品を宣伝しているわけではありません。創業時に必要な会計・税務、オフィス、販路開拓、人事、広告、契約(法務)などの役に立つ記事を提供しているのです。
もっとも、「創業手帳」自体が無料ですから、記事を提供している会社からの広告収入で成り立っているビジネスなのでしょうが、創業時に役に立つ記事を提供するというスタイルで記事を書いていますので、「弊社の商品を買ってください!」的な押し売りトーンではなく、読者にとって好印象なのではないかと感じます。
創業手帳のコンセプトは会社の母子手帳
「創業手帳」のコンセプトは「会社の母子手帳」。会社を設立した時にやるべきことはいろいろあるのですが、何をすべきかをまとめた参考になるようなものはありません。そこで、創業時に行うべきことをまとめて1冊の冊子とし、これを新設法人のすべてに送付して創業者へ有用な情報提供をしているのです。
創業手帳の表紙をめくると、創業後1年以内に3分の1の事業者が廃業するという現状を改善して日本の経済を活性化したいという願いで創業手帳を作ったということが書いてあります。
一企業が日本の社会問題を解決すべく、起業したって凄いですよね。
創業手帳の無料セミナーの講師は創業手帳の代表者
先週の木曜日に創業手帳の無料セミナーに参加しました。参加した理由は、創業手帳を運営しているビズシード株式会社のCEOが10人程度の少人数を相手にセミナーを行っているから。
創業手帳の初版発行が2014年5月です。それから2年半の間に従業員数が50人程度まで成長させ、多くの有名企業と提携してビジネスを行っている創業者がわずか10人程度を相手に無料でセミナーを行うというのはなかなかないのではないかと思い、参加することにしました。
まだ創業から2年半しか経っていない創業手帳のビジネスの立ち上げの話は今の時代に即したものですし、事業を立ち上げた本人の話ですから、コンサルティング会社のコンサルタントよりも話に説得力がありました。
創業手帳で気付かされたこと
ビジネスはアイデアが大事
新設法人に創業手帳を送るというのは、最新技術のおかげでできるようになったということではなく、今までに誰も思いつかなかった、若しくは思いついても実行できなかったというものだと思います。特に明確に欲しい望んでいたものではなく、手元に届くと実は便利だったという潜在的な需要を発掘したという点が素晴らしいと感じました。
紙媒体なのに目新しい
昨今、印刷物の発行は減少し、新聞・雑誌・書籍などもPC、スマホ、Kindleなどで見る時代になりました。そんな中、冊子を送ることで目を引くというのは、意外性を感じました。もちろん、創業手帳のHPもあり、それはそれで充実しているのですが、敢えて冊子で送ることで大きなインパクトを与えていると思います。ベンチャー企業が印刷物で勝負!ってその意外性のある組み合わせが面白いです。
社会貢献したいという志
当然、ビジネスというのはお金を稼ぐことにはなるのですが、お金を頂くというのは提供した物やサービスに対する対価としてです。その提供した物やサービスにどれだけの志があるかというのは、創業する上で欠かせないものといえます。
創業するときには、自分の行うビジネスでどのように社会貢献をしていくのかということを明確化し、きちんと伝えるということが大切です。
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【編集後記】
土曜日は枝豆狩り、日曜日は午前が野球、午後が公園で子供たちと大繩、夜がフットサルと目一杯体を動かす週末となりました。お陰様で、全身筋肉痛です。もっと、日頃から運動しないと…。
【週末の一日一新】
長女と次女とで協力して枝豆狩り
野球とフットサルのダブルヘッダー
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