『十人十色の「ひとり税理士」としての生き方』執筆苦労話

独立
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昨日(2018年5月30日)、私が執筆者の一人として参加した『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』が発売されました。

発売日から一日遅れの本日、東京駅近くのオアゾ内になる丸善にて山積みになっている姿をみてひとりでニヤニヤしてきました( ̄▽ ̄)

【告知】初めて本を出します!十人十色の「ひとり税理士」という生き方

『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』を執筆することになって感じた苦悩・不安

まさか自分が執筆者になるとは思わなかった

『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』という企画があるという話を聞いた時、その話は私とは縁がないものと考えていました。

ブログを毎日更新・平日毎日更新をしてそれなりの成果を出している方々が選ばれるだろう、そして、私はその領域にはまだ達していない、そして達するためのアプローチがちゃんと出来ていないから選ばれることはないだろうと。

だから、執筆のオファーを頂いた時には驚きました。

「あー、選ばれなかった。でも仕方ないし、その悔しさをばねに頑張ろう」

という言い訳を自分の中で用意していたくらいです。

オファーの返事は、迷うまでもなく「Yes!」でした。

自分が力不足かどうかは関係ない。チャンスがある以上はチャレンジすることが大事!チェレンジすることで道は開かれる

と二つ返事でオファーを引き受けました。

ひとり税理士としての苦悩・不安を書くのにためらいがあった

この本の企画がスタートしたのが2017年10月。

私が税理士として独立したのが2016年8月ですから、独立して1年2か月とまだまだ駆け出しのころです。

(今時点で独立1年10か月ですからそれほど変わらないように思われるかもしれませんが、この8か月の差というのはかなり大きいのです。)

執筆テーマの一つに「ひとり税理士としての苦悩・不安」という項目があり、これは「参ったなぁ」と思いました。

このブログは、税理士として独立したのとほぼ同時に書き始めていますが、そこでは自分のリアルな「苦悩・不安」を書いてはいませんでした。

飲み会に参加した時にも「苦悩・不安」を話すことはありませんでした。

「苦悩・不安」を漏らすのは、もっぱら妻に対してでした。

まだまだ大して成功していない私が「苦悩・不安」を書いてしまったら、それって独立したい方や受験生の方の後押しにならないし、このテーマを書くことが自分にとってマイナスになるのではという不安もありました。

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ひとり税理士としての成功・失敗が思い浮かばなかった

執筆を始めたとき、私自身、自分のことをひとり税理士として成功しているとは思えていませんでした。

そして、本に書いてもいいと思える失敗が浮かびませんでした。

この失敗談に関連する方々の顔が浮かび、私が今これを書いたら、その方にこのメッセージが届いてしまうのではという不安にも駆られました。

成功していることなんて大したことないし、失敗についても書きづらい…と頭を悩ませました。

『十人十色の「ひとり税理士」としての生き方』を実際に執筆してみて成功したこと

ブログで書きづらかったことが書けた

ためらいのあった「ひとり税理士としての苦悩・不安」、思い浮かばなかった「ひとり税理士としての成功・失敗」でしたが、ブログではなく本だったということで書くことができました。

ブログだと世界中の誰もが無料でアクセスしてみることができます。

でも、本であればそれを購入した限定的な方のみしか読むことができません(立ち読みっていう手もありますが、ブログよりはハードルは高いでしょう)。

本という閉じられた世界でだからこそ、思い切ってブログ以上に本音で書くことができました。

こういうことを書くと、「このブログ、本音じゃないよね~」と言われちゃいそうですが、そんなことはありません。

時間差でちゃんと本音を書いています(リアルタイムだと差し支えがあることもあるので)。

ちなみに、「本のほうがたくさん読まれるんじゃないの?」というツッコミを受ける可能性もあるので反論しておきますが、

実際に読まれる数が大事なのではなく、読むための容易さ(無料か、有料で本の中限定か)ということで書ける内容が変わってくるのです。

一度書いた文章を何度も見つめ直して思考の整理ができた

本を書いてみて感じたのは、同じ文章に何度も向き合うことで自分自身の思考の整理ができたということでした。

この一文、言葉にはどのような思いが込められているのかという編集者の方からの的確なご指摘を頂くことで、自分の中で言葉にできなかったことが言葉として形になっていきました。

毎日ブログを書いたり、雑誌への寄稿をしたりもしていましたが、こんなにも同じ文章に何度も向き合うことはありませんでした。

ブログは書きっぱなしだし(だめだこりゃ)、雑誌への寄稿は見直しは1回程度なので、2017年10月から2018年4月までの7か月間にわたって同じテーマに対して向き合い、同じ文章を何度も読み直すということは初めての体験でした。

おかげで、似たようなテーマであれば、何度でも同じ話が出来そうだし、似たような原稿が書けそうです。

これぞ、自分の思考が具現化され、あいまいだったものがはっきりしてくという現象なのだと感じました。

思い浮かばなかった「ひとり税理士としての成功・失敗」も、何が成功したことで、何が失敗したことなのか、自分でちゃんと認識できるようになりました。

この本のテーマは生き方ですから、成功と言っても「ガンガン売上伸ばしたで~」というものが成功なのではなく、「生き方」としての成功なので成功の定義からして一筋縄ではいかないのです。

この本のおかげで、自分自身の成長に繋がりました。

お声がけいただいたこの本の監修者の井ノ上さんには本当に大変感謝しています。

お買い求めは書店またはAmazonで!

もし、この本の内容にご興味いただけるようでしたら、書店に立ち寄った時にちらっと中身を見ていただけると嬉しいです。

そして、そのままレジまでお持ちくだされば、なおのことうれしいです。

現在、Amazonでは在庫切れとなっているようですが、気長にお待ちいただける方は、Amazonにてご購入いただければと思います。

なんだか、宣伝ぽくってすみません。

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【編集後記】

本日はお客様との打ち合わせのために渋谷に行った後、青山ブックセンターへ『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』が売っているかチェックしに行きました。

すると、なんと!おいていませんでした……。

そこで、東京駅周辺のオアゾの丸善へ足を運ぶことにしました。

すると、アイキャッチ画像のように、10冊程度『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』が積まれていました!

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※この記事は、投稿日現在の状況、法令に基づいて書いています。

また、ブログの内容等に関する質問は、受け付けておりませんのでご了承ください。

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